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『チルドレン/伊坂幸太郎』

今回は、伊坂幸太郎著「チルドレン」です。

早速、簡単に紹介していきます。

 

1.作品情報

著 名:チルドレン

著 者:伊坂幸太郎

出版社:講談社文庫

発売日:2007/5/15 ※文庫本の初版発行日

頁 数:336ページ

 

こちらは、伊坂幸太郎さんによる連作短編集です。

本屋大賞日本推理作家協会賞短編部門の候補作となっていて、2016年には、続編の『サブマリン』が刊行されています。

 

2.あらすじ

「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々――。何気ない日常に起こった五つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。

「チルドレン」裏表紙より引用

語り手や時期が変わりながら、陣内を中心にして起こる様々な5つの物語が描かれています。

型破りだけどどこか憎めない陣内に引き込まれ、爽やかな読後感を味わえると思います。ぜひ読んでみてください。

 

3.こんな人におすすめ

 

4.感想

ここからは、私の正直な感想を綴ります。
個人の感想なので、共感していただけないこともあるかと思いますが、ご容赦ください。
また、ネタバレや、ネタバレと感じられる内容が含まれていますので、ご注意ください。

登場人物の個性、会話の中にあるユーモア、点と点がつながっていく構成、どれも面白くて引き込まれてしまいました。

伊坂幸太郎さんの描くキャラクターって魅力的でいいですよね。

私は『砂漠』の西嶋が大好きなのですが、陣内も負けず劣らず良いキャラをしていますね。

 

陣内みたいな人は、現実にはなかなかいないですが、普段どんなことを考えているんですかね。

陣内視点のお話も読んでみたいなと思いました。

 

続編の『サブマリン』はまだ読めていないので楽しみにしています。

以上、『チルドレン/伊坂幸太郎』の紹介と感想でした。