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『密室殺人ゲーム王手飛車取り/歌野晶午』

今回は、歌野晶午著「密室殺人ゲーム王手飛車取り」です。

早速、簡単に紹介していきます。

 

1.作品情報

著 名:密室殺人ゲーム王手飛車取り

著 者:歌野晶午

出版社:講談社文庫

発売日:2010/1/15 ※文庫本の初版発行日

頁 数:521ページ

 

こちらは、歌野晶午さんによるミステリー小説です。

第8回本格ミステリ大賞(小説部門)の候補にもなっています。

 

2.あらすじ

〈頭狂人〉〈044APD〉〈aXe〉〈ザンギャ君〉〈伴道全教授〉。奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。ただし、ここで語られる殺人はすべて、出題者の手で実行ずみの現実に起きた殺人なのである……。リアル殺人ゲームの行き着く先は!? 歌野本格の粋を心して堪能せよ!

「密室殺人ゲーム王手飛車取り」裏表紙より引用

奇妙なニックネームの5人が殺人推理ゲームに取り組むところから物語が始まります。

どのような殺人が行われるのか、ゲームの行き着く先はどうなるのかが、見どころです。

謎解き要素満載のミステリー小説です。ぜひ読んでみてください。

 

3.こんな人におすすめ

  • ミステリーが好き

 

4.感想

ここからは、私の正直な感想を綴ります。
個人の感想なので、共感していただけないこともあるかと思いますが、ご容赦ください。
また、ネタバレや、ネタバレと感じられる内容が含まれていますので、ご注意ください。

途中まではとても面白く読めていましたが、個人的にはこの結末は、うーん、と思っていました。

最後の展開にそこまで惹かれなかったので、積極的に続編を読もうとまでは思えませんでした。

 

ただ、途中までの謎解きは純粋に楽しめました。

どちらかというと事件の背景に複雑な人間関係や深い思考などを絡めたお話が好きなのですが、ここまで謎解きに振り切っているお話も、これはこれで面白かったです。

 

続編は、何か良いきっかけがあれば読んでみようかなと思いました。

 

以上、『密室殺人ゲーム王手飛車取り/歌野晶午』の紹介と感想でした。